自分用メモを公開している感じ

本/学習マンガ

【名作マンガ】マスターキートンの感想【学習マンガ】

更新日:

図司
どうも、zushi-labの図司です。 はじめましての方、はじめまして。

幼少期のマンガの影響

ドラゴンボール

幼稚園~小学校の頃、ドラゴンボールの新刊を買ってもらうのを楽しみにしていました。人造人間でてきた時には「もう終わりか・・・」と子供ながら思いましたよね。

そんな何度も繰りかえし読んだドラゴンボールは今でも細部まで覚えています。

ドラクエ

ゲームはゲームでドラクエだと1~6まで楽しみました。

小学校当時は4コママンガが売られていて、ゲームのキャラクターの個性がより一層感じられたものです。

特にドラクエ4のクリフトに至っては4コマで「アリーナに思いを寄せるキャラ」として確立されてました。ゲーム本作ではそんな描写なかったはずなのにね。

スラムダンク

スポーツで言えばスラムダンク。

当時、スラムダンクに出てきた小技は全部マネしましたね。

小学校の朝錬でドリブルやレイアップなどの基礎を身に付け、休み時間と放課後は友達集めて3on3。
みんなスラムダンクにハマってました。

学習マンガ

そういうわけで、文字が読めるようになる幼稚園から小学校の頃のマンガの影響は絶大で、自分の子供にも色んなものに触れさせたいと思っていて「学習マンガ」を探しています。

子供目線で面白いものは勝手に見つけてくるだろうから、親としては世界史だったり世の中だったりについてわかるものを「こんなのもあるよ」と紹介したいと思っています。

手塚治虫とか三国志とか坂本龍馬とか少年誌のも目星をつけているんですが、青年誌にも名作は山ほどあるはず。
自分がこれまでそういうのに触れてこなかったので、過去の名作を知っておきたいと思っています。

浦沢直樹

そんな折、NHKで「漫勉」という番組がやっていて、20世紀少年の浦沢直樹氏がインタビュアーとなって他のマンガ家さんにマンガの書き方などを聞いて回っていました。

私がTVで見ていたのは以下の回です。

9月04日 東村アキコ
9月11日 藤田和日郎
9月18日 浅野いにお
9月25日 さいとう・たかを

もうね、なんというか改めて漫画の「迫力」というか「エネルギー」を感じましたね。
1人1人が全く異なる方法で真っ白の紙に命を吹き込んでいく作業。

そして、そのインタビューを行う浦沢さんもまた聞き手としても上手に相手の特徴を引き出していて正直言って感動しました。

しかしね、大変申し訳ないことがあるんです・・・。

浦沢さんのマンガ・・・絵が苦手で1個も読んでない・・・。

過去の著作

そんなわけで、せっかくの出会いなので読んでみることにしました。
過去の著作を眺めてみます ↓

パイナップルARMY(1985年 - 1988年、原作:工藤かずや)

YAWARA!(1986年 - 1993年)

MASTERキートン(1988年 - 1994年、原作:勝鹿北星)

Happy!(1993年 - 1999年)

MONSTER(1994年 - 2001年)

20世紀少年 / 21世紀少年(1999年 - 2006年・2007年)

PLUTO(2003年 - 2009年)

BILLY BAT(2008年 - 2016年)

MASTERキートン Reマスター(2012年 - 2014年)

この中で、「MASTERキートン」、「MONSTER」、「PLUTO」あたりは面白そうだと思って、その中でも「MASTERキートン」については考古学がメインストーリーということで、読んでみることにしたのです。
考古学とか起源とか好きなんですよ。未知な感じ。人類の歩み。

MASTERキートンってこんな感じ

master

原作と原案は浦沢直樹と勝鹿北星。
小学館のビッグコミックオリジナルに1988 - 1994年 連載でマンガだと全18巻。

他、番外編として「キートン動物記」(1989-1993)、あと続編として「MASTERキートン Reマスター」(2012-2014)もあり。(※Reマスターの原案は長崎尚志)

テレビアニメも1998年10月5日 - 1999年3月29日にやってたらしい。全然知らなかった。当時中学生。

人物・ストーリー(wikipediaから引用)

ロイズの保険調査員(オプ、つまり探偵)である平賀=キートン・太一は、オックスフォード大学を卒業した考古学者であると同時に、元SASのサバイバル教官でもある。
フォークランド紛争や、在英イラン大使館人質事件では下士官の隊員として活躍したとされる。

父は日本人の動物学者、母はイギリスの名門の娘。
大学時代に日本人女性と学生結婚し、一女をもうけたが離婚している。
別れた妻は数学者として大学教員を務めている。

本人は、考古学の研究に専念したいと思っているが職もままならない。
発掘費用のために調査員を続けるが、過去の経歴からいろいろな依頼が舞い込み、数々の危険な目にも遭ってしまう。
冷戦終結前後の社会情勢、考古学、そして太一をめぐる人々のドラマを描いた作品である。

読んでみた感想

1話完結のストーリーと、複数回にわたるストーリーとが混在していて、リズムも良く飽きにくいです。

そしてなによりも特徴的であるのが圧倒的主人公。

このマンガは、直接的な感情の揺さぶり方はしてこないものの、とにかくジワジワっとくるんですよね。
ドラゴンボールのようにフリーザの「私の戦闘力は530,000です」に絶望する、みたいな万人共通の感覚ではなくて、読み手が生きてきた経験によって、染みてくるエピソードが違うと思うところにおもしろみがあります。

経験や知識が不足していると、「主人公すごい」くらいしか入ってこない可能性はあるかも。

特に良くまとまっていた意見

Webぶらぶらしてたら、自分の意見に近い感想を見つけました。

http://sakuhindb.com/jmanga/7_Master_20Keaton/

このキャラクターの芯の部分がしっかりとしているということが作品としては重要な点になっていて動物学者の放蕩じいさん、しっかり者の娘、お調子者のダニエル、ライバル探偵で幼馴染でもあるチャーリーなど周りのキャラが良い味を出しているのを忘れているわけではありませんが、お話のパターンが様々でも、そのすべてを受け止め包容してしるのは、キートン太一の魅力的な人間力があってこそであり、だからこそ「MASTERキートン」として成立しているのです。

どの話も、印象に残るというのとは少し違うんですが、どれも胸にすっと落ち着くように締めくくられるものだからすぐ次を読みたくなってしまい、1話完結なのだからどこから読んでも良いはずなのに、本を置くタイミングが掴めないくらい熱中してしまい、その1話1話を飽きずに読むことができるのです。

仮に各エピソードに点数をつけなら、どれも70~95点あたりで、100点はひとつもないかもしれません。

それでも1話完結を基本としながら、これだけの話数をクオリティを落とさずに書ききったことは脅威的であり高水準を維持しつつも最後までプロの仕事を貫き通した作品に対して、私は【最高】という評価をします。

こちらにもたくさん参考になる感想がありました → http://www.geocities.jp/msakurakoji/901Comics/11.htm

さいごに

平賀キートンはイギリス人とのハーフなので、イギリスにまつわるシーンも多いんですよね。

自分は昔ロンドンから田舎町まで車で移動したこともあって、イギリスの「木々が生い茂る山々」というよりは「広大で静かな草原」のイメージがよく表現されていると感じました。

そういう、細かいシーンの描写1つとっても見るべき価値があると感じました。

それぞれ、思い入れのあるシーンや印象に残ったシーンをご紹介させてもらいます。

第1巻

まず、本作はモロッコやギリシャの遺跡の話からスタートします。
世界の歴史に興味があるならワクワクせざるを得ない描写からのスタートになっていて、導入としては十分。

更に畳みかけるように、キートンのサバイバル能力を見せつけられる「砂漠のカーリマン」。
中国奥地の砂漠をテーマにした小説「敦煌」を読んだこともあってシルクロード周辺の砂漠についてイメージできていたので、より一層感じるものがありました。

砂漠のカーリマンについては、こんなオモシロ記事がかかれていました!

話を第1巻に戻します。

あらためて読み直すと、事件や家庭の話などがうまくばらまかれている、飽きさせないのと伏線を貼るのが両立できている。

話すと長くなるので、2巻以降はメモ書き程度です。

第2巻

国境を超える貴婦人の話は、冷戦、ベルリンの壁などそういう時代の欧州の雰囲気が伝わってくる。
時間が経った今、そういう面からも教材となる。

第3巻

戦友との友情が描かれており、他の漫画ではなかなか見られない真実味を帯びた物悲しさも感じられる。

第4巻

空飛ぶヒーロー「オズボーン」の話。イギリスの地方の神話や科学がテーマになっている。
他の話が物騒な件が多いので、こういった趣向の違った話もまた楽しめます。

第5巻

幼馴染みチャーリーとの昔話、Mr.山本の話など、緊迫感がないストーリーもまた作品にアクセントを加えています。

第6巻

白い雪とノアの箱舟」は雪山のインパクトあり。キートンは自然を相手にしても負けない!

第7巻

「デビッド・ボビッド」これは全体の中でも印象に残っているストーリー

第8巻

イラク周辺でも大立ち回り。欧州だけではなく中東あたりの特徴もよくとらえていて見ごたえがある。

第9巻

「コーンウォールの風」は幼馴染みとの思い出を描く。このストーリーが本作の雰囲気をつなぎとめるポイントのように感じてしまうのは何故だろう?
幸子ばあちゃんがイギリスのマイロウまで会いに行く話もまた心温まる話なので印象に残っている。

第10巻

「仮面の奥」というハイジャックを装う話やエトルリア時代の遺跡発掘作業の話などメインストーリーとは外れるような話でもまた1本1本の出来上がりがハイレベルで面白い。

第11巻

「雪山の審判」ではキートンが教官となって3人を評価する。雪山での話なので、ここでもまたサバイバル能力が活かされる。

第12巻

「カタルーニャに乾杯」では爆弾処理の緊迫感あるストーリー。
かと思えば「靴とバイオリン」では日常の一幕をどんでん返しで描く。
幅が広い。

第13巻

「臆病者の島」では一昔前に傭兵をしていた呑んだくれジジイが一発かます。

第14巻

「光をくれた女(ひと)」ではドブネズミのウェーバーが執念でエバの仇をとる。ストレートな筋書きでもどうしても感情ゆさぶられるものがある。

第15巻

探偵になることを志願してキートンに弟子入りしたかったオリバー。彼は結局、青年実業家として成功する。

第16巻

メイドインジャパンのアサシン中村氏。
高度成長期のビジネスマンのイメージが現れている・・・のか?

第17巻

「学者になる日」では「いよいよ教授になるのか・・?」と期待した。

第18巻

最後の大一番に向け、ハドソン警部やチャーリーもサポートに入る。
チャウチェスクの宝、ドナウ河、ジェコバ村・・・ネタバレになるのであまり詳しくは書けないがテーマが壮大だと改めて感じさせられる。

Reマスター

一番の見どころは、キートンや娘(百合子)の年の取り方。
もちろん、いつもどおりシュリーマンや民族紛争などをテーマにしたストーリーも内容十分。
マスターキートンを18巻完結だと思ってはいけない。Reマスターまで含めて完結だと思う。

中古で一気にどうぞ

きれいな完全版はこっち↓

図司
どうも、zushi-labの図司でした。

PC

PC

  • この記事を書いた人
  • 最新記事

ご参考に

1

図司どうも、zushi-labの図司です。 はじめましての方、はじめまして。「ゆとりずむ」という社会派(?)なブログを運営しているIT技術者に らくからちゃ氏という方がいます。 知識と経験があることに ...

2

図司どうも、zushi-labの図司です。 はじめましての方、はじめまして。「アート」と「デザイン」について 「アート」や「デザイン」と言うと「それって芸術分野??」って結構多くの人が思ってるはず。 ...

3

図司どうも、zushi-labの図司です。 はじめましての方、はじめまして。幼少期のマンガの影響 ドラゴンボール 幼稚園~小学校の頃、ドラゴンボールの新刊を買ってもらうのを楽しみにしていました。人造人 ...

-本/学習マンガ

Copyright© 【 zushi-lab 】 , 2019 All Rights Reserved Powered by AFFINGER4.